迷いと逃げ
僕らはいったいどこに向かっているのだろうか
この先にいったい何があるというのだろうか
がむしゃらに走りながら見失った未来に問う
僕らは何を目指しここまで今まで走っていたのだろうか
気がつけば何も分からないままで
いつしか疲れ果て何も考える気すらも起きずに
ただ時が流れるのを眺めていた
まるで世界に自分一人が取り残されたかのように
誰かに寄り添うことも誰かを求めることもしないで
ただ無意味にしか思えないような日々を
扉を閉じて目を閉ざして無いことにした
今が無意味だなんて信じたくもない
そんな自分がいるのを知りながら
僕は無意味な日々を選び続けた
ただ息を吸って吐くだけの日々
何かをなすわけでもなく
誰かの記憶に残ることもなく
誰にも自分を知られずに消えることを望んだ
自分の心なんて知らない
他人になんて興味すらない
それでいいはずだと信じてすべてを嫌った
知りたくなかったんだ
気づきたくなかったんだ
自分がただ空っぽで孤独なだけなんだって
悲しいヤツなんだって
だから僕は世界を拒絶した