ぼくは生きる

ぼくは生きる

大人が嫌い。自分も嫌い。そんなことを言っていても大人になっていく。自分と向き合っていく。これは避けられないんだと思う。

弱い心

人を恨んでも何にもならない

そんなことはわかってるよ

人を妬んでも無駄だ

そんなこともわかってる

でもさ、僕には無理なんだ

誰も恨まず妬まずに生きるなんて

僕は弱いから難しすぎる

自分の中に黒いモヤがたまっていく感じ

どうしたらいいの?

恨んではいけないことくらい知っているさ

妬むべきではないことも知っている

でも弱い僕の心は誰かを恨み妬んでしまうの

正しく生きるのは難しい

自分の弱さを知っているからなのか

誰でもいいから自分より劣っていてほしい

全ての人に自分よりも劣ったところがあってほしい

なんて僕は醜いんだろうか

なんて僕は嫌な奴なんだろうか

誰か救いをください

誰か僕を受け入れて

誰か僕を受け止めて

誰か僕を……

誰か醜い僕を殺してくれ

心の醜い嫌な僕を消してくれ

自分の嫌なところが見えるたびそう願う

誰も叶えてはくれない願い

自分でどうにかするしかないの

でもどうすればいいの?

誰か誰か

僕の心を救ってください

僕の心を浄化してください

誰か誰か

醜く惨めな僕を消してください

僕を正してください

僕を僕をどこかへ連れて行って

僕をここではないどこかへ

僕が僕らしくいられて誰も傷つけないでいられる

そんなどこかへ

 

 

消えたいだとか死にたいだとか

僕らはすぐに思うんだ

いろいろなことから逃げていると

自分のことが好きになれない

こんな自分なんて生きていたって迷惑だって

どこかで思ってる

でも同時に

死んでも誰かに迷惑をかけるんだって思ってる

きっとそうやって思いとどまる

いや、最初からきっと僕らは死ぬつもりなんてない

逃げ出したいのは本当かもしれないけど

きっとね、弱いのは僕だけじゃない

みんな心の中に弱さを持っているんだ

それを隠して、受け入れて

前向きに強く生きているんだ

僕は弱さのほうが勝ってしまうけど

そんな人ばかりじゃないだけ

もしかしたら僕からすると強く見えている人も

本当は弱さが勝っているのかもしれない

僕には見えないだけで

きっと誰だってそうだ

僕には見えない一面を持っている

誰にも見せない一面を持っている

誰だって自分の弱さと戦っているんだ

自分の弱さに負けてしまわないように

だから弱さに負けているような僕らも戦おう

自分の弱さに勝てなくてもいいじゃないか

自分の弱さを封じなくてもいいじゃないか

自分の弱さを受け入れてやろうよ

きっとそうすれば少しは強くなれるから

今よりも毎日が輝きを見せてくれるはずだから

恨んだり妬んだりすることがあってもいい

その分、尊敬できるところを探そうよ

マイナスが消せないなら

それ以上のプラスで覆ってしまおうよ

そうすれば結局はプラスじゃないか

弱さもマイナスもあっていいじゃないか

欠陥だらけでも僕らは生きているんだ

お互いに欠けたところを補いながらさ

だから認めようよ

自分の負の部分を

そして受け入れようよ

他者の負の部分を

きっとそれでいいはずさ

いや、それでいいと信じてみようよ